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松本市 / S邸 / 夫、妻、長男
信州の自然環境に魅せられて、県外から松本へ移住してきたアウトドア好きのSご夫妻。“信州らしさ”が感じられる住まいを望み、自然素材を随所に取り入れた家づくりに定評のあるAIWA匠に依頼することとなった。
S邸の主役は、「ホームパーティーを楽しめるように」と約30帖もの広さを持つ、自然素材たっぷりのリビング。森からそのまま持ってきたかのような節の残る大黒柱が、ひときわ存在感を放っている。キッチンカウンターに用いたクスノキの一枚板も、樹の力強さを実感できるアイテムのひとつ。床、梁、建具にも無垢材を使い壁にはスペイン漆喰を塗布することで、全体をナチュラルで柔らかい印象に仕上げた。「経年変化しても、劣化ではなく“味”として楽しませてくれるのが自然素材の力。余計なメンテナンスコストが必要ないのも魅力です」とご夫妻は話す。
リビング周りはデザイン階段や吹き抜け、高窓などで開放感を演出。吹き抜けの手すり壁を強化ガラスにしたことも、オープンな雰囲気にひと役買っている。玄関から続く土間には夢だった薪ストーブを据え、炎のゆらぎを眺める冬の時間が今から楽しみ。一方で屋根には13.0kWと大容量の太陽光発電システムを搭載。自家消費はもとより売電も見込めるため、副収入としてローン返済の一助となってくれるはずだ。
そのほかにも、家事の時短が叶う動線や10帖以上の広さを有するバルコニーなど随所に工夫が満載。自然の雄大さと恵みを日々感じられる、新天地での暮らしは始まったばかりだ。(ナガノの家 Vol.15 2021年 春・夏号掲載掲載)