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松本市 / H邸 / 夫40代、妻30代、長男5歳、夫の母60代、犬1匹
松本で生まれ育ち、拠点を東京に置いていたご主人。前から「子育てをするなら自然豊かな故郷で」と考えていたため、長男の誕生を機にご実家に戻ることを決意。
築80年近い旧宅には立派な日本庭園もあったが、ほぼ空き家状態ということもあり、当初は更地にして建て替える方向で検討。東京の住宅メーカーなどが並ぶ展示場を訪ねたり、ネットで見たりと東京を中心に情報収集を行った。「家を建てるのは全国共通」と思っていたが、調べていくうちに東京と長野県とでは土地の性質の違いから、断熱など住宅性能が全く異なることが判明。「やはり松本に家を建てるなら、気候風土を知る地元の企業が良い」との思いに至り、自然素材を用いてデザイン性の高い住まいを多く手掛けるサンプロに依頼することを決めた。
当初は新築で話を進め、土地が広い分だけ建築費が膨らむ一方だったが、次第に住みたい家はリフォームでも十分実現できることに気付いたという。「吹き抜けのリビングに薪ストーブを入れるのがずっと夢だったんです」とご主人。耐震性能や断熱性能を上げればリフォームでも十分対応でき、子どもの頃から親しんできた和風庭園も維持できることから方向転換。以前の使いにくい間取りや冬の寒さを解消しながら、子育て世代のライフスタイルに合う機能とデザインを兼ね備えた住まいづくりをスタートさせた。
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新築を考えた時から家づくりが始まっていたご夫妻は初期の段階で家のイメージが完成していた。「生活面でどこに何があったら便利かを一覧表にしていたんです」と奥さま。既製品の棚を設置するための造作家具の要望や、家に受け継がれている調度品のサイズも把握し、設計段階から数値を当てはめて考えたという。「担当プランナーさんが私たちのことを理解して、スタイリッシュな空間にしてくださったし、設計士さんは建築途中でも窓や棚の位置の提案をしてくださるなど、細やかな配慮も嬉しかったです」とご夫妻。
ご夫妻の理想の暮らしのカタチを完成させた住まいは、新築に匹敵するリノベーション。「生活しやすく、時間にゆとりができ、季節を楽しむ余裕ができました」と奥さま。ご主人も「庭の手入れや薪割りなど季節ごとに仕事は多いですが、楽しいです。金銭面を考えても、リフォームだと自分のやりたいことができますね」と充実の様子で今の暮らしを振り返った。
※リノベーション面積/238.61㎡(72.17坪)【1F 112.62㎡(34.06坪)/2F 125.99㎡(38.11坪)】
(ナガノの家 リフォームリノベーション 2017-2018 vol.1掲載)