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安曇野市 / I邸 / 夫、妻、猫1匹
鮮やかな秋の紅葉に包まれた別荘地は、かつてご主人の祖父母が暮らした場所。子どもの頃から親しみのある家だったが、冬は北側の窓が凍りつくほど寒さが厳しかった。ご夫妻は、将来の定住も視野に入れて建て替えを検討し、「自然素材を生かした家づくりと床下暖房。とにかく暖かい家」をメインの希望に。サンプロが手掛ける住まいの高い性能、特に床下エアコンでつくり出す気温差が少ない室内環境を、別荘地には欠かせないものだと考えて依頼を決めた。
もうひとつ、天然温泉を引湯していることから浴室にもこだわりが。「前の家の浴槽が大きく、快適だったのが忘れられない」と、既製のユニットバスではなく職人の手仕事による浴室づくりを希望。ゆったり足を伸ばして入れる大型の浴槽を備え、たっぷりの湯に入って疲れを癒せる、温泉付き別荘の醍醐味を実現した。
また、この土地から同社の建築士がこだわったのは、四季折々の表情を見せる自然をどう活かすか。中でも北側には色彩豊かな樹木があったため、リビングに大きな窓を設け、自然光はもちろんピクチャーウインドウとして庭の風景を取り込んでいる。「北の吹き抜けと大窓は意外でしたが、木々だけでなく空まで見えて感激」とご主人。さらに愛猫が自由に駆け巡れるようキャットウォークやキャットステップをレイアウトし、室内にいるだれもが開放感に浸れる空間とした。
「今のところは休日のみの滞在」というご夫妻だが、短期間でも温泉を楽しみながら心身を解放し、活力を充電できる住まいが完成した。
(ナガノの家 Vol.13 2020年 春・夏号掲載)