茅野市 ／ K邸 ／ 夫婦2人＋子ども2人

家中に届く柔らかな日の光。みんなの真ん中に、中庭がある家。

　家造りを考え始めた頃は、夫婦で考えが違っていたというＫさん。大手メーカーのモデルハウスのような決まり切ったイメージが嫌だというご主人に対し、「私はメーカーさんにまかせたいと思ってたんですよね。小さな会社だとどこまでやってもらえるか…」と不安だった奥さま。そんな折、気軽な気持ちで訪れたサンプロ。和から洋まで多彩でデザイン性の高い住宅を手がけていると知った。「“売ろう！”という押し付け感がなかった」ことが決め手になったという。
　年を取っても暮らしやすいのは２階建てより平屋、と考えたのは、看護師の奥さまだからこその視点だろう。そして何より夫婦で一致していた“中庭のある家”という夢を叶えたい。費用を抑えるため、既製品を使いつつ夢を実現できないか。プランナーにその思いを伝え、要望を取り入れた提案をしてもらった。「子どもの様子を見ながら家事ができるのが本当に嬉しいですね」と奥さま。以前の住まいでは、狭くて寒くて、孤独を感じながら家事をしていたという。そしてご主人は「帰った時に、玄関から中庭を通して明かりのついた書斎が見えて。その雰囲気が好きなんです」と話す。
　奥さまにとっては、長男の出産を控えて身動きが取りづらい中での家づくりだったが、まかせることに心配はなかったという。「家事は得意なわけじゃないですけど…もうしばらく“家”での暮らしを１００％楽しみたいと思います。そしたら職場復帰！」と話した笑顔が印象的だった。（ナガノの家　2014年秋冬号　vol.2掲載）