安曇野市 ／ K邸 ／ 夫婦2人+子ども1人

家族みんなが同じ空気を共有する、開放感たっぷりの光溢れる家。

　ご主人の実家に隣り合った土地がもともとあったＫさんご夫婦。長男の陸くん（１歳）が生まれ、自分の家を建てることを考え始めた。サンプロを選んだ理由の第一は、外観、内装どちらも素晴らしく気に入ったというそのデザイン。温かい日の光と温もりある素材とが織りなす自然派デザインに惚れ込んだが、「最終的な決め手は担当してくれた設計士さんの人柄でしたね」とご主人は笑う。
　そして建てられた家は、珪藻土の塗り壁の白と無垢の天然木とで全体をまとめ上げたモダンなデザイン。大きな吹き抜けとつながる１階のＬＤＫは、おふたりともにお気に入りの場所だ。「キッチンからすべて見渡せて、陸がどこにいてもわかる安心感があります」と奥さま。１階の内装仕上げは、ナラ材を中心にコーディネート。吹き抜けから２階を見上げれば、細かく要望を聞いてもらい美しく梁を出した全面木材の天井と一体感を感じられる。
　きれい好きだというご主人は、愛着のある自邸の掃除も欠かさない。「進んで掃除をしてくれるのはいいんですが…。私が寛いでいる横で掃除を始めたりするから『ねぇ、ちょっと休んだらどう？』って言っちゃうんですけどね」と笑う奥さま。美容師であるご主人は平日が休日のため、外へ勤めに出ている奥さまとはなかなか休みが合わないとのこと。家族みんなで一緒に過ごす時間が限られるＫさん一家にとって、空間のつながりを最大限に意識したこの家は、大切な時を共有するための最上の場所なのだろう。（ナガノの家　2014年春夏号　vol.1掲載）