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長野市
都会的センスとやさしさが融合した住まい
白を基調に、玄関ドアのレッドシダーがアクセントになったモダンな外観。
同じく白を基調にしながら床やカウンターに用いた木の質感がやさしいアクセントになっているインテリア。
敷地を読み込んで光を導き入れた窓の計画。
都会的センスを持ちながら、木のあたたかみを大事にした注文住宅だ。
【敷地を読み込んで光を呼び込む】
注文住宅の1番の利点は、敷地周辺の状況に合わせて、最適な回答を導いてくれることだ。
たとえばこの住まいの場合、敷地の四方が建て込んでいるものの、東南方向の隣地が駐車場・庭であることから、そちらに向けて大きな窓を設置し、室内に明るさと開放感をもたらしている。
こんなさりげない「設計のいろは」が住まいの暮らしやすさを大きく左右するのだ。
【家族共有カウンター】
近年の住まいづくりでは、子どもたちに子ども部屋の外で過ごしてもらうための工夫がなされるようになった。子ども部屋に閉じこもらず、親の目の届く場所にいれば、それだけで親子の触れ合う機会がふえるというものだ。
この住まいでも、2階吹き抜け脇に家族共有のパソコンスペース&勉強カウンターが設置されている。
1階キッチンから十分に気配が伝わるので、下から声をかければすぐ下りて食卓につくことができる。親子が並んで座りながら別々のことをするのもいいだろう。
これなら親子の触れ合い不足を心配する必要はないはずだ。
【子どもの居場所としても使える和室】
この住まいは、1階がLDKおよび水回り、2階が各寝室という構成になっている。
1階は対面式キッチンを中心に、玄関ホール>パントリー>キッチン>ダイニングが囲む回遊式になっているから、効率よく家事を行うことができる。
一方、1階リビングの西側にある和室は、室内全体と揃えて白を基調としつつ、吊り押入れの下の地窓に障子をあしらうなど、モダン和風の空間となっている。
リビングとの間は引戸で仕切られているが、全て引き込めば段差がなくリビングと一体の空間に。
キッチンから目の届く距離にあることから、客間としてはもちろん、子どもの遊び場としても使うことができる。
のびのび遊びながら、知らないうちに和の空間を体験できる。
情操教育に最適の空間なのだ。
【いつも快適パッシブデザインの住まい】
昨今、省エネ技術の進化は著しく、特にヒートポンプ式エアコンがその代表格と言われている。しかし、エアコンは気温のムラが生じるから苦手という方も多いのではないだろうか。
そんなときに有効なのが、パッシブデザインの考え方だ。
自然の力を上手に利用しながら室内を快適に保つというもので、この住まいにも採用されている。
たとえばリビング上の吹き抜け天井に取り付けられたファンが空気を循環させ、冬季は暖気を室内全体に運び、夏季は上部にたまった熱気を撹拌することで、温度ムラを解消してくれるのだ。
目に見えない空気の流れまでデザインできてこそ、快適な住まいづくりといえる。
それをこの住まいが教えてくれる。