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松本市
巧みなセンスが光る住まい
壁・天井の白を背景に、オークフローリングや造り付け家具のブラウンが映える、シックかつシンプルで飽きのこないデザイン。それは、二世帯住宅に求められる多種多様な要素を巧みに整理した結果であり、設計者の都会的センスが光る。
まさに自由設計の醍醐味だろう。
【二世帯のほどよい距離】
何といっても絶妙なのは、二世帯の距離の取り方だ。
玄関と玄関正面の坪庭を軸にして、北側に親世帯(個室+収納+手洗い)、南側1階に共有ゾーン(LDK+和室+浴室)、南側2階に子世帯(個室+ファミリールーム)を配置することで、食事や家事を共にすることも、個々の時間を大切にすることもできる。
近すぎず、遠すぎずの理想的な関係なのだ。
【大活躍の坪庭】
そこで重要な鍵を握るのが、坪庭の存在だ。
玄関側から大きなFIX窓を通して庭と隣家の借景を楽しめるだけでも十分に素晴らしいのに、親世帯個室と南側和室の二方向からアクセス可能なので、玄関ホールを通らずに双方向の行き来が容易だし、洗濯物を干せば双方から取り込める。
つまり、二世帯の緩衝地帯であると同時に交流の場で、しかも実用的というわけだ。これは一石二鳥どころか一石三鳥といっても過言ではない。
【機能的かつ広々としたLDK】
共有ゾーンのLDKも、実に魅力的。
約27畳という広さの中に、大きな吹き抜けと空間のアクセントにもなるスケルトン階段。スッキリしたデザインのアイランドキッチン。上品で暖かみのあるチークフローリング。ロールカーテンを上げればLDKと一体になる和室。
これらの存在が相まって、明るく、なおかつ奥行きのある空間になっている。
実用面では、ミセスコーナーと名付けられた二世帯共用のカウンターが、アイロン、ミシン、家計簿など様々な場面で使えるから便利だ。また、吹き抜けを介して2階子世帯のファミリールームともつながっているから、お互いの気配がどこにいても伝わる。
【趣味に没頭できる場所も万全】
一人の時間を過ごす場所も、しっかり用意されている。
2階主寝室につながった書斎からは、信州が誇るアルプスの絶景を見渡すことができ、1階にあるインナーガレージでは、天候を気にしないで愛車の手入れに没頭できる。
これぞ大人の贅沢というものだろう。
【「能ある鷹は爪を隠す」】
ここまで豊かな空間を内包しながら、ボリュームが南北に分割されているため、外観は実に控えめでシンプルなのが心憎い。快適な暮らしを享受しても、決してはしゃがない潔さ。まさに、本物のデザインとは何かを教えてくれる注文住宅なのだ。