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松本市
“猫への愛を、設計図にも”
その愛くるしい仕草や表情で、私たちをとりこにする猫たち。
この家にも二匹、家族に愛される猫がいる。
家族からの愛は家の設計にもしっかりと現れており、リビング上部に設けられたキャットウォークや階段下にある猫部屋はその象徴だ。
「かわいがっている二匹の猫と楽しく暮らしたい」
そんなお客様の願いを、設計の力でそっと後押しした家ができあがった。
“個性的で柔軟度の高い レトロモダンインテリア”
この家のインテリアには、松本民芸館や国宝旧開智学校をほうふつとさせるレトロなモダンさを、さらに現代解釈して落とし込んでいる。
深い黒が美しい天井梁や、「コーヒー色」の自然塗料で仕上げたレッドパインの床。
品格ある印象を持つ障子の桟(さん)に、軒下テラスにも、贅沢に化粧梁を採用している。
あらゆるものと不思議と相性のいいこの家のインテリアには、和風アイテムはもちろん、最新式の電化製品、あたたかみのある北欧雑貨、質実剛健なヨーロッパ製品などもしっくりとおさまる。
一本筋が通っているにも関わらず、家族の多様性や時代の雰囲気を、すべてまるごと受け入れる柔軟さをもつ家となっている。
“コンパクトがゆえに、暮らしやすい”
この家では、「暮らしやすさ」に「家のコンパクトさ」が大きく関わっている。
キッチン・ダイニング・リビング間の、会話がしやすい距離。
洗濯脱衣所から物干しスペースへの移動のしやすさ。
必要な場所に、必要な分だけある収納も、家事のしやすさに一役買っている。
こうして必要十分なスペースをベストバランスで設計したにも関わらず、将来家族が増えたときにも対応できる部屋数を確保。
未来のことも考えた、余裕のある間取りが特徴だ。
「コンパクト"なのに”暮らしやすい」と表現されることが多い総面積の家を「コンパクト"だからこそ”暮らしやすい」と感じる家へと昇華させている。
“ぐるり。周回できる家事動線”
キッチンをぐるりと囲むように設けられた家事動線は、何をするにも便利だ。
重い荷物を持って帰ってきたときの、玄関からキッチンへのスムーズな移動。
洗濯脱衣所から物干しスペースまでは数歩で到着。
トイレからもリビングからも、そして二階からも行きやすいお風呂の位置。
ぐるりと周回のできる家では何度も行き来をしている感覚がなく、そのとき一番近い道を通って行きたい所へ行くことができる。
この移動しやすい家にはまるで、見えない案内板や誘導ラインがひいてあるかのようなのだ。