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安曇野市
~自然の美しさを楽しめる大胆なデザイン~
季節で表情を変える木々と、その隙間からのぞく空。青くみずみずしい葉が信州の風に揺れている。かつてご主人の祖父母が暮らしたこの土地に、夫婦ふたりと愛猫一匹が心地よく暮らせる別荘が建てられた。
リビング北側にある大小4つの窓は、庭木のある風景を絵画のように切りとる「ピクチャーウィンドウ」。二階へと続く吹き抜けの大空間に、美しい彩りをプラスしている。春夏秋冬それぞれの景色を大胆に映し出すこのピクチャーウィンドウは、晴れ間も曇りも雨も雪も、すべての瞬間を特別なものに変えてくれている。
\温泉を楽しめる造作バス/
長野県は、実は北海道に次いで全国第2位の温泉地数を誇る土地。自宅に温泉を引いているという家庭も意外に多く、長野県民にとって温泉はとても身近なものだ。
この別荘も、贅沢に天然温泉を引いている。コンコンと湧き出た湯を溜めるのは、職人による手づくりの浴槽。「以前住んでいた家の浴槽が大きく、快適だったことが忘れられない」というご夫婦の希望で造作した、広々とした浴槽だ。
外の景色を眺めながら、自邸で温泉に入る週末。別荘という非日常空間が、よりいっそう贅沢なものへと変わっていく。
\空まで自然を楽しめるルーフバルコニー/
2階は、寝室とルーフバルコニーのみのいさぎよい間取り。
素晴らしい自然を取り入れた別荘にするために、ルーフバルコニーには広々としたスペースを確保した。2階にあるため視線も気にならず、気持ちよく広がる空をひとり占めできる。
聞こえるのは、鳥のさえずりや虫の鳴き声、そして気持ちよく吹く風の音。夏は夕涼みを楽しみ、冬は満天の星空に心を奪われる。そんな暮らしが、ここにはあるのだ。
\薪ストーブを眺めるひととき/
ご近所に住む先輩住人に「男のロマン」だとすすめられた薪ストーブは、この別荘の顔とも言えるだろう。
安曇野の冬をあたたかくしてくれる薪ストーブは、「暖房」以外の使い方も多彩だ。パチパチと燃える火を眺めながらお酒を飲んだり、ピザを焼いたり。
夫婦二人の時間を、さらに豊かでかけがえのないものにしてくれる。「炎を眺めるだけで時を忘れる」というご夫婦の言葉には、なんでもない時間を愛おしいと思う大人の醍醐味が感じられる。
\定住も視野に入れた「高気密高断熱」/
かつてこの土地で祖父母が暮らした家では「冬は北側の窓が凍りつくほど寒かった」とご主人は言う。
そこで今回の建て替えでは、将来の定住も視野に入れ、性能面にも配慮。建築士と職人の丁寧な仕事により、選び抜かれた材の特性をきちんと引き出した「高気密高断熱」の家を実現している。
屋根、壁、そして建物の土台など、普段は目にすることができない場所にこそ心をくだき、安曇野の冬の厳しさに耐えられるあたたかな家。薪ストーブの恩恵を最大限受けられるその断熱性は、ここに暮らす人の心まであたためてくれる。
また、床下エアコンでつくる気温差が少ない室内環境にすることで、部屋から部屋へ移動したときの寒さも軽減。ヒートショックなどによってからだにかかる負担にも配慮している。
\愛猫のための遊びゴコロも取り入れて/
この家のいたるところには、キャットステップが設けられている。遊び好きな愛猫が、ぴょんぴょんジャンプをして移動できるのだ。
リビング、寝室、階段わきと、ご夫婦が過ごす場所を巡るように設けられたキャットウォークとキャットステップ。猫用トイレは落ち着いて使用してもらうために奥まったアーチ状にし、プライベート空間のように仕上げた。
もちろん、あたたかな薪ストーブの前で丸くなったり、夏はひんやりと気持ちのいい無垢のフローリングでゴロンとしたりするのもいいだろう。
将来ご夫婦が定住を決めたときに一緒に心地よく過ごせるこれらのアイデアを、愛猫もきっとよろこんでくれている。ご夫婦が、今まで一緒に過ごしてきた時間をいたわり合いながら、さらに未来を豊かにする家。この別荘は、そんな家なのだ。
構造:木造2階建
敷地面積:109.10坪
1階面積:18.60坪/2階面積:6.58坪