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松本市 / J邸 / 夫、妻、長女、次女
スタイリッシュに、実用的に
家族の時間を大事にしながら
今も未来もスマートに暮らす
「スターバックスをモチーフに、平屋の家をつくりたい」。Jさんご夫妻がそう希望したのは、お洒落なデザインに惹かれたからだけではない。実はご夫妻とも熊本・愛媛と信州から遠い県外の出身。県内企業に就職して以来長野県に暮らしているが、将来ずっと住めるとも限らない。どちらかの実家に戻る可能性も頭の隅にある中で、「住まなくなっても困らない、資産価値のある家をつくろう」と、家としても店舗としても活用でき、売ることも貸すこともできる家をつくることにした。あえて幹線道路に面した広い土地を選び、内も外も洗練されたデザインを徹底。家の周りに張り出す深い軒は、テラス席を意識したこだわりのひとつだ。
一方で、暮らしやすさや居心地など、家族の日常にもしっかり目が行き届いている。深い軒とテラスは雨などによる窓汚れを防ぐうえ、子どもたちの遊び場や物干し場にも。LDKの東側、個室と水回りのあるスペースはバックヤード的に捉え、習慣に合わせた収納・動線を計画した。暮らしやすく動線がスムーズな“平屋”を希望したのも、「少しでも家族の時間をつくりたい」という願いゆえ。フルタイムで働くご夫妻にとって、家事育児の負担を減らすことは今しかない大切な時間を分かち合うことにつながる。
「もしかしたら、自分たちでお店を開くことだってあるかもね」とご夫妻。未来に様々な選択肢を残し、あらゆる可能性を感じさせる素敵な平屋だ。
(ナガノの家 Vol.18 2022年 秋・冬号掲載掲載)