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佐久市 / S邸 / 夫、妻、長男、次男
「素敵」だけで終わらない
自分たちらしさを表現できたのは
建築士の提案力があってこそ
佐久市内でも自然豊かな場所にたたずむS邸。「ひと目惚れでした」というこの地の絶景と自然環境を堪能するために考えられた家だ。その真価を最も感じられるのはリビング。入った途端に広がる大空間と遮るものの無い眺望に、思わず息をのんだ。
東信州らしい晴れやかでダイナミックな眺めを家の中へ取り込むポイントは、南側の上下階両方に設けられた大開口。手前に田園風景、遠くに八ヶ岳連峰を望み、眼下には川のせせらぎが水音を立てる。「一年中、朝から晩まで素晴らしいこの絶景を家に居ながらにして楽しめる、そのテーマが見事に叶いました」と話すご主人。大好きだった旅行にもすっかり出かけなくなり、庭で花を植えたりバーベキューをしたり、もっぱら家で過ごすことが増えたという。
1階はイギリスのパブ風、2階はバリ島風と、フロア毎にテーマを持たせたインテリアもこの家のポイント。「結婚式をしたバリと新婚旅行で行ったイギリス、思い出がいっぱいの場所を常に感じていたくて」とほほ笑むご主人。奥さまがお子さんのために絵本の読み聞かせをしたいと設けた「図書館リビング」も、暮らしをより豊かに彩るS邸らしい空間だ。
「どの空間もお気に入りですが、それも『流行やSNSに振り回されず、おふたりの歩みを表すような設計にしましょう』とサンプロさんが提案してくれたおかげ。誰かの真似でも、ただ素敵なだけでもない、私たちらしさが表現された最高の家です」と話すご夫妻の笑顔に、晩秋の夕日が美しい色彩を添えていた。
(ナガノの家 Vol.19 2023年 春・夏号掲載掲載)