☎0120-364-655
安曇野市
「景色に溶け込む 斜めのラインが美しい外観」
一見すると平屋のようにも見える、片流れの美しい屋根。
斜めのラインは空間を気持ちよく切り取っており、この家の在りかたを象徴する佇まいだ。
西側にあるのは、家族が並んで絶景を眺められる広い縁側。
この屋根のかかった縁側から見える常念岳は、この上なく贅沢な時間を与えてくれる。
信州の風を肌に感じながら、雄大な景色に見惚れる。
のんびりと幸福な家族の顔が、隣にある暮らし。
自然と共に季節を移ろうこの家は、何年経っても変わらずに、心のすみずみにまで豊かな風を送り込んでくれるだろう。
「毎日毎秒変化するアルプスを楽しむ演出」
山が大好きだというご夫婦が暮らしていく場所に選んだのは、安曇野にある見晴らしのよい土地。
敷地から望むアルプスは、「ここから見える常念岳が一番美しい」とお客様が言うのも頷ける絶景だ。
この家の2階にあるカウンターからは、そんな山景色の移ろいを贅沢に眺めることができる。
薄桃色や黄色の淡さが裾野に広がる春のながめ。青々と揺れる夏の稲穂が示す風の通り道。色づき、実る秋の山。すべてを白く染めあげていく雪景色。
ふと顔をあげて広がる眺望は、毎日毎秒、家族を楽しませてくれる。
「大好きな山と共に暮らしたい」。
設計したのは、そんな気持ちを大切にするご家族のための特別な空間。
この家から見える山々は、365日の季節の巡りを教えてくれるのだ。
「四季を呼ぶ中庭」
敷地が南北に長い計画であったため、光を建物の奥まで届けられるよう中庭を計画。
小さくも開放的な庭空間を中心に据えることで、家全体に自然光を取り入れられるようになった。
庭に植えたのは、日々にうるおいを与えてくれる美しい株立ちのアオダモの木。
白くかわいらしい花をつけたり紅葉したりと、四季の移ろいと共に豊かな表情をみせてくれる、この家のシンボルツリーだ。
「かわいい花が咲いたよ」
「そろそろ葉っぱが赤くなってきたね」
家族で朝食を食べながら、そんな会話が自然と生まれる。
リビング、ダイニング、そして寝室という3つの角度からそれぞれ眺めることができるこの庭は、家族の時間に四季を呼び入れてくるはずだ。
「ベーシックさが心地よいインテリア」
インテリアは、落ち着きのあるベーシックな雰囲気で統一した。
使用しているのは、バーチやサクラの無垢床や、自然素材の壁紙。
贅沢なボリュームの天然素材をベースとなる部分に採用し、それらのすがすがしさを一身に感じられる空間に仕上げた。
さらに、すんなりと心に入ってくるようなカラーを選ぶことで、ナチュラルさを際立たせている。
同じ木材でもグラデーションをつけるなどの丁寧な工夫をほどこし、自然界に溶け込んでいるような居心地のよさを演出。
暮らしの背景として日々をしっかりと支えてくれるこの空間は、ここに住む人の個性をしっかりと受け止めてくれる。
これぞTHE ベーシックといえるような、居心地の良いインテリアに仕上がった。
「アート作品のような鉄骨階段」
ダイニングキッチンの空間をより印象的にしているのが、美しいたたずまいのスケルトン階段。
空間にリズミカルな動きをつけるジグザグのデザインは、まるでアート作品のよう。
力強いアイアンのブラックカラーがナチュラルさのなかに映え、自然に視線を集めるポイントとして機能している。
このスケルトン階段は窓からの光を通すのも特徴で、自然光がおだやかに差し込む空間づくりにも一役買っている。
ダイニング片側にこのスケルトン階段、さらにもう一方には吹抜けを配置し、開放感のある空間を実現した。
「1階に生活機能が完結。将来は平屋感覚で住める家」
将来を見据え、コンパクトに生活が完結できるよう主寝室を1階に配置。
2階は子ども部屋+小屋裏収納+ホールでシンプルに構成し、お子さまの独立後は夫婦がゆったりと平屋感覚で住める間取りにしている。
主寝室の近くにキッチン、お風呂、そして洗面脱衣所といった水まわりを集約したことで、奥様の希望である便利な家事動線が実現。あっちへこっちへと動き回らずに家事をおこなうことができ、さらに年月を重ねて住み続けることで、新たな暮らしの地平が見えてくる家となっている。