佐久穂町 ／ モデルハウス

既存の建物はそのままに「家の中に家をつくる」

　住みやすい環境を保つのに欠かせない“断熱”に特化した「ハウスINハウス」のモデルハウスが、佐久穂町にあるトモノの事務所横に完成。「ハウスINハウス」とは、キッチンや水回り、リビングなど、希望スペースに合わせてオリジナルの断熱パネルを天井・壁・床に隙間なく貼り、建物の内部に新しい“壁”を造る仕組み。外気温に影響されにくくなり、夏涼しく、冬暖か。ヒートショックなどの予防にもなるのだという。
　モデルハウスは築40年という平屋の約半分をリノベーション。白を基調にした北欧テイストにイメージチェンジし、部屋の奥まで光が届く明るい空間になっている。昔ながらの間仕切りの多い家はどうしても暗くなりがちだが、壁を取り払ったことで広さを感じられるのはもちろん、家族とのコミュニケーションも格段に取りやすくなる。断熱パネルで新たな壁を設けているため、部屋ごとに内装仕上げを変えることも可能だ。
　キッチンの背面収納や玄関ホールに収納棚を新設するなど、自由度が高いのも魅力。モデルハウスでは手を加えていない残り半分も見学できるので、リフォーム前後の差を自分で見比べ、体感して見るのも面白い。

※リフォーム面積／53.00㎡（16.03坪）
（ナガノの家 リフォームリノベーション 2017-2018 vol.1掲載）