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佐久市 / 佐久平モデルハウス
風景も形状も 土地の個性をそのまま活かす
軽やかに伸びる水平ラインが印象的な35坪の住まい。のどかな景色に溶け込みつつ、見る人を惹きつける存在感を放っているのがトモノのモデルハウスだ。
「新たな視点や感覚を体感していただきたくて」と話すのは、同社の伴野社長。3~4人家族を想定した等身大の家ながら、さまざまな提案が散りばめられているという。「家づくりは“当たり前”という既成概念に捉われがち。そこから離れて別の視点を持てたなら、家はもっと満足度の高いものになるはず」と伴野社長。その提案は、土地選びからも見て取れる。選んだのは、あえて高低差のある半円状の変形地だ。「眺めがいいのに、変形地だから価格は控えめ。設計し甲斐のある唯一無二の家ができそうだと感じられ、私にとってはメリットの方が大きかったんです」。“当たり前”から離れることで、敬遠されがちな土地に全く違った価値が見えてきた。
「コンセプトは、“自分が本当に住みたい家”」と伴野社長。ここに住むなら景色を眺めてボーッとしたい…と、どこからでも景色を望める工夫を凝らした。「時間を忘れてボーッとできるのは、実は最高の贅沢。そのために快適な室内環境を保てること、近隣を気にすることなく没入できることにも配慮しています」。
変形敷地に合わせて生まれた斜めの空間は、プラスαの余白に。高低差はリビングからの視界が開ける鍵になった。2階の天井はあえての低め。包み込むような落ち着きと、窓と連携しながら視線を外へと誘う開放感を併せ持つ。「天井は高い方がいいとは限らない。低さの魅力も感じてみてほしいですね」。
リビングのソファはもちろん、2階のワークコーナーに座っても、目の前に広がるのは雄大な大パノラマ。時の流れを忘れてしまうような、ボーッとできる贅沢が叶う空間をぜひ体感してほしい。
(ナガノの家PREMIUM 2025掲載)
LDKは丸ごと南向き。どこにいても窓の向こうに視線が誘われ、自然と一体化するような、気持ち良い開放感に浸れる。東西に伸びる勾配天井は、素朴な風合いのオーク板張り。淡いグレーの壁面タイルや階段桁、オフホワイトの壁と木目が溶け合い、家中が柔らかなニュアンスを帯びる