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小諸市 / K邸 / 夫、妻
夫婦だけのセカンドライフにちょうどいいサイズ感
自然に抱かれた暮らしを満喫
静岡で暮らしていた児玉さんご夫妻が「次に住むなら」と夢見ていたのは、何度か訪れて気に入っていた軽井沢エリア。浅間山麓の自然豊かなこの地域にセカンドライフの拠点を持とうと決めたのは、子どもたちの独立がきっかけだった。
「ここはとにかく森が素敵で星もきれい」との言葉通り、足を踏み入れてまず圧倒されるのはリビングの大窓の向こうに広がる森の眺め。「ジョウビタキ、シジュウカラ、ホオジロ…ここでは16種類の鳥が見られるんですって」。すっかり森の魅力にはまったというおふたりは、森からやってくるかわいい野鳥に夢中。しかもこの眺めは、家の中の至る所から楽しめる。「すべての部屋から森や星が見たいと設計士さんに伝えて。まさかと思いましたが叶えていただいたんです。朝は鳥のさえずりで目が覚めるし、お風呂に入る時は月明りで電気をつける必要がないくらい」と、自然に抱かれた暮らしを謳歌している。
デザインでイメージしていたのは、生活感を感じさせない美術館やホテルのような空間。洗練された大人の雰囲気は、もともとインテリアに造詣の深いご主人が思い描いていたものだ。こうした自然との一体感やシンプルモダンなデザインなどの希望は、“言葉の領収書”にまとめて設計士と共有。同社が一つひとつカタチにしてくれたという家づくりは、「感動の連続」とご主人。「希望を上回るプランを出していただき、模型を見せてもらった時は思わず泣けてしまって」と振り返る。ふたりにちょうどいいサイズ感の家で始まった、森の中の新生活を楽しんでいる。(ナガノの家 Vol.18 2022年 秋・冬号掲載掲載)