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佐久市 / 木内邸 / 夫、妻、長男、次男、金魚2匹
「3年前まで家づくりに関心がなく、中古でいいと考えていました」と木内さん夫妻。しかし、学生時代の先輩でもある伴野社長から「新築でローランニングコストの良いものがあるよ」とアドバイスされ興味を抱くように。光熱費や維持費、住み心地などを考慮し、トモノのゼロエネルギー住宅を選択。「静かな環境で暮らしたい」という希望の土地も見つかり、家づくりが本格始動。細やかなヒアリングと打ち合わせにより、「広いシューズクロークが欲しい」「外壁は天然木の横貼りで」といったご夫妻の要望を取り入れた、フルオーダーの家が完成した。
コンパクトな間取りの中にも、空間に広がりを持たせる工夫が見て取れる。リビングの南側は吹き抜けで、垂直方向に広がりを持たせた造り。また1階は極力、壁や扉をなくしているため、水平方向にもゆとりを感じさせる。トモノの住宅は高い気密性と断熱性を誇るため、抜け感のある間取りでも熱効率に優れている。家具選びにも夫妻のこだわりが光る。リビングの主役となっているヴィンテージソファは、デンマークの巨匠、ハンス・J・ウェグナーの代表作だ。ダイニングテーブルもやはりデンマーク製。初めに家具ありきで内装が決定したため、フローリングの質感といい柱の位置といい、家具と調和している。
「夏は涼しく冬は暖かい。何より光熱費の安さに大満足」とご夫妻。念願の薪ストーブも設置し、休日は薪を割ったり、薪火でピザを作ったりと、大らかな生活を楽しんでいる。(ナガノの家 2016年春夏号 vol.6掲載)