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長野市 / T邸 / 夫、妻、長男、長女
古い建物が軒を連ねるレトロな街並みが気に入り、土地を購入したTさんご夫妻。転勤から戻ったあとの家づくりを考えてイメージを膨らませていたという。性能の高さとデザインセンスに惹かれて依頼したエムスタイルハウスに提案されたのは、住宅が密集する敷地条件を考慮した2階リビングの住まい。ルーフバルコニーを囲む3方向の窓が採光と視線の抜けを生むプランに、「私たちでは考えつかない発想に驚きました」と微笑む。
白、木目、明るいグレーをベースに、真鍮をアクセントに加えてコーディネートした空間は開放感でいっぱい。「色づかいは設計の戸井さんのアドバイスでシンプルに。年齢とともに趣味や暮らし方は変わるから、住みながら好きな色を加えていこうかな」と奥さま。家具も色や使い勝手を考え、造作で統一した。
間取りで奥さまがこだわったのは、効率的な洗濯動線と子どもの動きに合わせた子ども動線。洗ってすぐに干せるランドリールームはバルコニーに面しており、「乾きが良くて、部屋が洗濯物でいっぱいなんてことが無くなりました」と奥さま。またキッチンカウンターには子どもたちそれぞれの収納場所を用意し、収納のハンガーパイプなども手が届きやすい高さに。子どもたち自ら、自然と身支度や片づけができるようになったという。
長女の小学校入学前に新居が完成し、ひと安心だというご家族。ご主人もガーデニングを始めたそうで、我が家での豊かな暮らしを楽しんでいる。
(ナガノの家 Vol.18 2022年 秋・冬号掲載掲載)