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千曲市 / K邸 / 夫、妻、長男、長男の妻
築80年と築20年程の増築した建物を、当初は古い方を壊して新築し、一部はリフォームをしようと考えていたが、費用面で悩み試行錯誤した結果、玄関や水回りを完全に分けつつも、2階までは内部階段を利用する二世帯住宅を建設することにしたKさんご一家。それぞれの世帯のプライバシーを守りながら1階の和室を共有部分とした住まいをプランニング。「近くに住む娘が更埴建設で家を建てたこともあり、気兼ねなく相談できた」と安心して建築を依頼した。
親世帯が求めたのは暖かさと安全性、そしてコンパクトさ。「これからの生活にはLDKと寝室と水回りさえあればいい」とご主人。回遊動線にすることで「使い勝手がよくなりました」と奥さまも満足そう。また子世帯が求めたのは明るさと防音対策。2階の床に防音設備を施すとともに、1階と2階のLDKや水回りの位置を少しずらして配置することで、生活リズムが違っていても音でお互いの生活を侵害しないよう配慮した。
K邸で採用したテクノストラクチャー工法は地震に強いだけでなく設計の自由度の高さも魅力。「自分たちが描いた希望の間取りをもとにデザインしてもらったので満足度が高いです」とご主人。奥さまも「以前と比べて生活がすごく楽になりました」と、新たな暮らしを満喫していた。
(ナガノの家 2018年秋冬号 vol.10掲載)
1階は親世帯の住まい。昔の家は客間から見えるよう庭をしつらえていたが、新しい家ではリビングダイニングから眺められるよう、庭に向かって大きな掃き出し窓を設けた。リビングの一部は落ち着ける畳スペースに