☎0120-127-580
大町市 / N邸 / 夫、妻
建物は0.5階ずつ高くしたスキップフロアで無駄な空間を省きシンプルなつくりに。一方、住まいに求めるポイントは妥協をせず。要・不要をシビアに見極め、メリハリある家づくりを楽しんだご夫妻。こうして20代で憧れのマイホームを手に入れた。
-----------------------------------------------
100坪もの敷地に、控えめなサイズながら存在感たっぷりに佇むN邸。青空に映えるシャープなフォルムは、屋根・外壁ともにガルバリウム鋼板仕上げのスタイリッシュな印象だ。
お金をかけるところにはかけ、抑えられるところは徹底して抑えた家づくりを実践。「木の住まいであること。建物自体は大きくなくても、空間は広々していて開放感がほしい。明るくて居心地の良いLDKを中心に据えたい。それらを基本に考えていました」と、ご夫妻。
結婚して3年。共に20代のふたりなら、今から子どもが生まれた時のために過度につくり込む必要はないと考えていたという。その考えと「小林創建」が手掛ける“インテリアからつくるシンプルな住まい”がコンセプトの「CASA MATERIALS」のスタイルが合致し、依頼をすることになった。
無垢材を使った床は2色の塗料を重ね塗りした後に、一部をペーパーで削り取るエイジング処理を施した。目に見える木材にはすべて白のオイルステインを塗る凝った仕上げに。逆に建具は減らしたり、リーズナブルなものにしたりと、削れる要素は削って無駄を省いた。結果として、厳選された要素が詰め込まれた家が完成。
「家で過ごす時間が愛おしく、何気ない日常も幸せに感じるようになりました」と語る奥さま。そのキラキラと輝く笑顔に、満足度の高さが表れていた。(ナガノの家 2018年春・夏号 vol.9掲載掲載)