塩尻市 ／ K邸 ／ 夫婦2人+子ども2人

4層のスキップフロアが織りなす 広がりとつながりが家族の日常を彩る

　「キャンプが好きで、山小屋のような家が憧れだったんです」とご主人。当初はログハウスを検討していたが、勤務先の先輩に紹介されて訪れたのが小林創建だった。
　「木をたっぷり使った個性的な家を建てたい」というおふたりの願いを叶えたのは、同社が扱う規格住宅「BinO」ブランドのひとつALLen。開放的なLDKと、一見普通の二階建て住宅だが、0.5階、１階、1.5階、２階と、スキップフロアで４層に分かれるのが特徴。ALLenのオーナー宅を実際に見学し、「理想のプランが見つかった」と感動したという。
　規格住宅と言っても、生活様式や好みに合わせてプランや仕様をアレンジし、オンリーワンの住まいをつくるのが同社。建築士が提案したのは、例えば0.5階の８帖のインサイドストッカーを寝室にすること。天井が１ｍ90㎝と低いため落ち着いて眠れ、エアコンの効きも抜群。「家族全員で川の字で寝ています」と奥さま。WICとご主人の書斎も備え、計16帖にもなる広々とした一室になった。1.5階のLDKの梁と板張りの勾配天井は、憧れの山小屋そのもの。天井は最も高い場所で約４ｍもあるため開放的で、２階のセカンドリビングともゆるやかにつながり、どこにいても家族の気配を感じられる大空間だ。
　「住み始めてから家族が増えたのですが、そんなライフスタイルの変化も見越した、暮らしに合う提案をしてもらったと３年間住んで実感します」と奥さま。家族に寄り添いながら、日々の楽しみも与えてくれる住まいだ。（ナガノの家 vol.21 （2024春夏号）掲載）