松本市 ／ M邸 ／ 夫、妻、長男

機能性と心地よさと優しさと　家族の暮らしを見守る家

「脱ぐ、洗う、干す、しまう、の全てが完結できるスペース」を希望していた奥さま。その願いを叶えたランドリースペースは、家事スペース兼用の造作洗面台や2本のハンガーパイプ、各々の衣類が収納できる大型の木製BOXが並び、外干しにも便利なウッドデッキへとつながる広々空間。共働きご夫妻が最優先で家に求めたものは、“家事が楽になる機能性”。しかし、家を建てると決めてから4社ほどを訪れ、各社の良さを聞くうちに、何を優先したらいいのか分からなくなってしまったという。そんな時に訪れたのが、英設計だった。ご夫妻の悩みに寄り添い、優先順位を一緒に整理してくれた担当の天津さん。高気密・高断熱という言葉だけでなく、性能の良さを数値化してくれたことや、豊富な知識ゆえのレスポンスの速さに助けられた、とご夫妻。さらに、場所によって木材のグレードに強弱をつけるなど、コストを抑えるための提案もあり、ほぼ予算通りに収めることができたという。

丁寧な打ち合わせと、期待を上回る提案により、家族の想い一つひとつを形にして生まれた家は、家事楽なランドリースペース、1階だけでも暮らしが完結する配置、廊下を無くしそれぞれの部屋にいる家族をつなぐ考え抜かれた間取りなど、機能美に富む心地よい住まいだった。（ナガノの家　Vol.17　2022年 春･夏号掲載）