伊那市 ／ Ｈ邸 ／ 夫、妻、長女、次女

家族が緩やかにつながる スタイリッシュな木の住まい

シンプルだからこそ映える無垢材の質感。
動線や使い勝手の良さもとことん追求した
満足度の高い住まいが完成した――。

　窓から降り注ぐ光が木肌のやわらかな表情を際立たせるH邸。ヒノキの柱や珪藻土の壁、足触りの良い無垢の床材など、自然素材で構成された室内は心安らぐ温もりと穏やかさで満ちている。
　次女の出産と長女の入園を機に、家づくりを決意したHさんご夫妻。「『自然素材を使う』『家族が一体感を感じられる家』など、ふたりの好みが一致していたのでイメージも固まりやすかった」とご主人。家の中心に据えたのは吹き抜けのあるリビング。そこに、キッチン、座敷、2階の子ども部屋、ＰＣカウンター、寝室が緩やかにつながり、家のどこにいても家族が互いの気配を感じながら過ごすことができる。加えて重視したのは「人が大勢集まっても窮屈さを感じない」空間。室内はもちろんのこと、庭に面した南側の窓は全開口でき、開け放てば敷地全体で「家」を感じる開放感のある造りとなっている。また、和みの土間スペースや動線を重視したふたつのインナーガレージなど随所にこだわりが反映され、造り付けの棚や収納も「常に家をすっきりさせておきたい」という奥さまの希望を叶えたもの。
　「石田建設さんは私たちの声に真摯に耳を傾け、具体的な間取りで理想をカタチにしてくれました。デザインはもちろん機能やコスト面も含めて本当の意味で『理想』の家づくりができましたね」と明るく微笑むご夫妻。使い込むごとに、本物ならではの美しさを増す自然素材の家。居心地の良さと暮らしやすさを両立したこの家で、Hさん一家の幸せな暮らしが紡がれていく。
（ナガノの家　2017年秋・冬号　vol.8掲載）