駒ヶ根市 ／ K邸

限られた生活スペースから 広さを有効活用 できる住まいへ

　ご両親が住居を構えてから築55年が経過したK邸。弟さんの意向もあり、北側の和室二間をリフォームして住環境を整えようと計画。以前に水回りのリフォームをしてもらった石田建設に相談した。
　当初、間取りを変えるリフォームまでは考えていなかったご兄弟。だが同社担当の伊東さんから、「ほとんど使用していない南の庭に面する上座敷がもったいない。ここを思い切ってダイニングキッチンとし、東南端のキッチン部分は洋室に変更したらどうでしょう」との提案が。無駄なスペースがなくなり広さを有効に使えると、提案を受け入れて間取りの変更を伴うリフォームとなった。
　上座敷は南向きの広縁と一体化させ、日当たりの良い広々としたダイニングキッチンへと一新。加えて、出窓があるにも関わらず「通行人と目が合って気まずいから」とカーテンを閉め切っていた北側の和室二間は、窓サイズを小さくして白を基調とした明るい印象の洋室にリニューアルさせた。ライフスタイルの変化によってあまり活用されてこなかったスペースが生まれ変わり、程よい距離を保ちながら兄弟でゆったりと過ごせる憩いの住まいが誕生した。（2019.0925 ﾘﾌｫｰﾑﾘﾉﾍﾞｰｼｮﾝ掲載）