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宮田村 / H邸 / 夫、妻、長女、長男、犬1匹
板を横向きに重ね張りして仕上げるラップサイディングと白やブルーの色使い、そしてヴィンテージ風の玄関ドアをアクセントに効かせた外観が印象的なH邸。「目指したのは、アメリカ西海岸のビーチ沿いにあるような家」とご夫妻は語る。まだ若いおふたりだが、将来的なことを考えて平屋を希望。お気に入りの薪ストーブショップをお手本とし、平屋で可能な限りの天井高にしてもらったことからゆったり伸びやかなLDKが生まれた。
難航したのは建築会社選び。「名古屋の方まで探しに行ったり建築雑誌を端から見たり。随分探したものの、なかなかコンセプトを理解してもらえなくて…」。諦めかけた頃、友人が建てたという石田建設に相談してみた。決め手は、ご夫妻の希望を反映したプランが上がってきたこと。「料理しながら子どものバッティング練習する様子が見たいと話したら、L字型のプランを提案してくださって。ウッドデッキは土間からもダイニングからも出られますが、L字型なので開けていてもプライベート感があります」と奥さまがお気に入りポイントを教えてくれた。
「この家はどこにいても気持ちがいいんです。僕も息子も野球をやっているし人が集まるのが好きなので、これからどんどん仲間を呼んで楽しみたいですね」とご主人。一方の奥さまは、「ソテツやユッカなど、庭を南国風に仕上げるのが楽しみ」と目を輝かせる。にぎやかな声に包まれるH邸は、信州にいながら潮騒の音が良く似合う住まいへと進化を遂げそうだ。(ナガノの家 Vol.19 2023春夏号掲載)