ONEの家/リフォームワン株式会社 (上田市)

上田市 / W邸 / 本人

70年代のレトロな味わいを残す 気ままな暮らしを楽しむモダンな家

親戚の空き家を活用し
憧れのワンルームハウスに

 実家で生活していたWさんに、別宅暮らしの話が舞い込んできたのは今から2年ほど前。親戚のおじさま所有の物件を留守番を兼ねて住むのにあたり、「それなら快適に住めるようにリフォームをしよう」という話が持ち上がっていた。というのも、Wさんの仕事は設計士。仕事では構造設計を手掛けることが多いもののリフォームにも関心があり、普段からリフォーム雑誌を眺めることが好きだったという。「せっかくなら、築45年のこの家を自分好みに設計してリフォームしたい」。そう決めるまで、さして時間はかからなかった。

 おじさまが営んでいた事業の拠点だったこの家は、鉄骨とコンクリート構造の陸屋根の物件。一見シンプルだが、昭和っぽいレトロ感がそこはかとなく漂い、ところどころに見られる鉄部のサビなども「独特の味わい」を感じさせる。施工を請け負ったリフォームワンが今力を入れているのが、このW邸のような物件を対象とする「70年代ONEの家リノベーション」というスタイル。1960~70年代という、経済成長めざましい時代に生まれた物件を、ヴィンテージな魅力を残しながら現代によみがえらせようというものだ。

 Wさんが夢の気まま暮らしのために自身で設計し、リフォームワンが古き良き建築物の味わいを生かす提案をミックスして施工。そんな絶妙のタッグで、W邸のリフォームは始まった。

(ナガノの家リフォームリノベーション Vol.4 2020-2021掲載)

4.9帖、9.8帖のふたつの和室と9.1帖の個室キッチン、それぞれを分けていた間仕切りを撤去。玄関ホールと水回りもコンパクトにして、28.4帖の広いLDKに改造。 最奥にあったキッチンは正反対の玄関横に移動し、動線がスムーズになった

詳細データ

  • 予算/1,001~1,500万円
  • 竣工年月/ 2019年 12月
  • 所在地/上田市
  • エリア/上小
  • 階数/2階
  • 工法/鉄骨工法
  • 延床面積/ 184.68㎡ ( 55.86坪 )
  • 1F/ 59.5㎡ ( 18.0坪 )

平面図

特徴

  • 低コスト
  • キッチンにこだわり
  • インテリアにこだわり
  • 趣味スペースあり

企業情報

上田市

ONEの家/リフォームワン株式会社

長野県の住宅工務店