上田市 ／ 宮島邸 ／ 夫、妻

ブロック造の教員住宅から ハワイの別荘を思わせる週末の家へ

純和風のしつらえが
リゾート風に様変わり

　駅からほど近い住宅街にたたずむ宮島邸は、こぢんまりとシンプルな築40数年の平屋。ご主人がツアーコンダクターだった経歴を持つ旅行好きのご夫妻。以前は県所有の教員住宅だったというこの建物をひと目見るなり、「大好きなハワイでよく見かける住宅に似ている」と思ったという。そのイメージをリフォームワンに伝え、リノベーションコンセプトを“ハワイの別荘”に決定。今はリゾート気分で週末を過ごすセカンドハウスとして活用している。

　改修は主に内外装と断熱で、レイアウトはそのまま。天井板を剥いでむき出しにした鉄骨や、昭和の香り漂う型板ガラスや照明器具など、「いい感じに古い」素材はできるだけ残した。さらに、ヴィンテージ加工の床材やOSB合板、程よいレトロ感を活かす同社オリジナルの塗装などによるコーディネートで味わいをさらにプラス。和室ならではの床の間や押し入れを、デスクやデイベッド、見せる収納などに変身させるテクニックも「見事」のひと言だ。

　「リフォームワンさんの内覧会で、古さが魅力になることを実感したんです。新品同様にするのではなくて、古さを活かしながらさらに魅力を引き出してくれる、魔法みたいですよね」と、奥さまも仕上がりに大満足している。（ナガノの家リフォームリノベーションVol.6　2022-2023掲載）