上田市 ／ 上田市／国分モデルハウス（販売可物件）

オーソドックスな古い家から大正ロマン薫る古道具の似合う家へ

ノスタルジックな空間で心満たされて暮らす

信濃国分寺駅から歩いて５分ほどのところにある住宅地。街並みに溶け込みながらもひと際シックで落ち着いた表情を見せているのが、築45年の住まいを全面リノベーションしたリフォームワンの国分モデルハウスだ。
　「大正ロマンを思わせる懐古的なデザインを目指しました」と話すのは、リフォームデザインを手掛けた同社の藤井さん。自らも古いもの好きだという藤井さんは、初めてこの家を見たとき松本の街や純喫茶のような風情を感じたと言う。「一見オーソドックスな家でしたが、格子や木製の玄関扉などクラシカルデザインのものが取り入れられていて。その個性を活かして古いもの好きな人の心を満たすノスタルジーな空間をつくろうと思いつきました」と振り返る。
　計画する上で意識したのは、「経年美化」と「余白」。「新品には出せない、古びたものだけが持つ豊かな風合いは唯一無二の美。そんな昔ながらの素材は魅力を活かしてリデザインし、新たに加えるものも味わいの変化が楽しめる自然素材を厳選。加えて住む人が自らの感性で自由にアレンジできる余白を残すことも心掛けました」と藤井さん。年月を経るほど魅力を増すのは家も人も同じ。だからこそ楽しい。そんな感覚を持つオーナーに、自分らしく住みこなしてもらいたい。
（ナガノの家リフォームリノベーションVol.7　2023-2024掲載）