飯田市 ／ S邸

孤独だったキッチンの作業時間が
今は家族とのふれ合いのひと時です

希望に寄り添う姿勢が実現させた
アイデアが光る理想のデザイン

壁付けのキッチンだったというアパート時代。家族に背を向けながらの家事タイムに、「孤独でした」と話す奥さま。そのためリフォームにあたっては、家族との時間が共有しやすい対面式のキッチンを希望した。

とはいえ今回の工事は、二世帯住宅を三世帯で住めるように変更する大規模な改修。２階には簡易キッチンしかなかったが、子世帯の居住スペースを２階フロアのみで完結させなければならない。対面式をはじめ、機能やカラー、フルフラットの天板など、たくさんの要望と割ける予算のバランス調整が難しかったが、「一つひとつに向き合ってくれたのが住まいる工房さんでした」とご夫妻は振り返る。

そうして完成したキッチンは、壁付けキッチンにカウンターを造作して理想のスタイルを実現。「カラーも希望通りでもちろん予算内。使い勝手も良好です」と奥さま大満足の空間に仕上がった。

【Q1】施工会社の決め手は
実は当初、別の会社と話を進めていたのですが、「２階フロアだけで生活が完結できる間取りを考えてほしい」というこちらの希望がなかなか伝わらずにやきもき…。試しに住まいる工房さんを訪ねたところ、すぐに下見に来てくださって。提案していただいたプランも、限られたスペースがムダなく活用できる理想的なものだったことから、パートナーに選ばせていただきました。

【Q2】リフォームで驚いたことは
パントリーがつくれたことです。生活に必要なものをワンフロアに集約するためには、LDKや寝室だけでなく、お風呂もトイレも洗面も配置しなければならないため、正直パントリーを備えるのは難しいと思っていました。ところが、構造上撤去できない壁を上手に活かしてプランに組み込んでくださって。しかも階段から直行でき、キッチンともつながる回遊動線に。買い物帰りや家事の際、とても便利です。

【Q3】嬉しかったことは
今回のリフォームはとても大規模だったので、キッチンに割ける予算も限られていました。当初希望していたフルフラットのキッチンも諦めざるを得ませんでしたが、壁付けのキッチンにカウンターを造作するという提案をしてくださったんです。奥行きがあり、視界も開けているのに、若干の段差があることで手元の目隠しの役割も果たしてくれる、理想以上のキッチンにしていただけて嬉しいです。（ナガノの家リフォーム･リノベーション vol.7掲載）