駒ヶ根市
有限会社新井建築
有限会社新井建築 (駒ヶ根市)
伊那市 / K邸 / 夫婦2人、子ども2人夫婦
今と未来の暮らしを柔軟につなぐ
歳を重ねてもお気に入りの我が家
家族よりひと足早く目覚めた、早朝のリビング。「東の窓から朝日が差し込む瞬間が最高」と、奥さまは満面の笑みを浮かべる。伸びやかな勾配天井のリビングは東側に大開口を備え、遠くには南アルプスが。ナラの無垢床、スギ板の天井、米マツの梁など、木の温もりに包まれている。猛暑と騒がれた今夏だが、「長い軒のおかげでリビングに直射日光は入らず快適。高い断熱性能もあって、エアコンをほとんど使わずに過ごせました」とご主人が教えてくれた。
新井建築に決めたきっかけは、住宅雑誌で目にした実例。「歳を重ねても違和感のない、心地よい家。和風だけどモダンでお洒落。そんなバランスが気に入って」とご夫妻。平屋を希望したのは将来を見据えたこだわりだが、脱衣と分けた洗面スペースや、仕切りも収納もあえて設けなかった子ども部屋など、各所に盛り込まれている。さらに“いま”の暮らしやすさにも十分配慮。高身長のご夫妻が心地よく過ごせる開放的なリビング、和室で遊んでいる子どもたちを見守りながら家事ができるキッチン配置、ご主人の帰宅時刻が遅くなっても家族を起こす心配のない独立した寝室など、暮らす人と家族への配慮が各所に表現されている。
玄関とリビングの間に設けた明かり採り窓について尋ねると、「壁がほぼ完成した頃相談したのに、快く対応してくれたんです」と奥さま。家族同士や将来の自分たち、そしてここに暮らす住まい手へ…いくつもの思いやりが詰まった住まいが、日々をやさしく包んでくれる。
(ナガノの家 vol.23(2025春夏号)掲載)
高さのある勾配天井と東側に設けた大きな開口が開放感を与えるLDK。太い米マツの梁が迫力たっぷり。床に使ったナラの無垢とも相まって、ナチュラルで落ち着いた風合いを楽しめる。庭と室内の境にはウッドデッキをL字に配し、内と外をシームレスに接続