長野市 ／ Y邸 ／ 夫、妻、長女

センターコートのある、洗練されたモダンハウス

　長女の小学校入学前に新居をと考えていたＹさんご夫妻。ある時、東京の街並みで重厚感ある家を見かけ、「建てるならこういう家だよね」と夫婦の意見が一致。それに見合う土地探しからはじめ、一年前にようやく気に入った場所が見つかった。雑誌などを参考に間取りやイメージを何度も描き、打ち合わせを重ねて完成したのがこのスタイリッシュな住まい。「東邦建工さんが自分の頭の中にあるイメージをカタチにしてくれた」とご主人。奥さまも「でき上がった時は感動で思わず涙が出ました。たくさんのアイデアとアドバイスをいただき、後悔はゼロ。もちろん快適さも抜群です」と満面の笑顔だ。

　奥さま一番のお気に入りは？と聞くと、「ゴルフの室内練習場」と即答。屋上設置も考えたが、ご主人の趣味のバイクのガレージも兼ねて玄関脇にゆったり広めのスペースを取り、天気を気にすることなく練習に打ち込める。また南北に長い地形を活かし、ＬＤＫに面したセンターコートを設計。道路より一段高くすることで外からの視線を遮りつつ、２面の開口からＬＤＫにたっぷり光を届けてくれる。2階部分には回廊のように巡るバルコニーを設け、主寝室、子ども部屋、脱衣室とどこからでも出入りできるおおらかな間取りだ。

　「バルコニーやセンターコートで飲むビールが楽しみ」と、暑い季節が待ち遠しそう。「自分達が楽しめる空間をしっかり取りたい」というゆとりの設計が、家族の時間と趣味の時間を満喫できる充実の住まいを実現した。

（ナガノの家　2018年秋・冬号　vol.10掲載）