須坂市 ／ U邸 ／ 夫、妻、長女

「ワンダーデバイス」は、驚きの毎日を創る装置

　スタイリッシュな箱型の外観を見ただけで心が浮き立ち、玄関を開けるとその心はとたんにワクワクへ。柱に邪魔されない大空間が広がり、木の温もりがいっぱい。ＢＥＳＳの企画住宅「ワンダーデバイス」は、「家は装置」をコンセプトに遊び心のある暮らしを提案している。

　「ひと目ぼれでした」と語るのは奥さま。家づくりにあたって数社を検討していたというご夫妻は、ずっと気になっていたＢＥＳＳ長野の展示場へ足を運ぶと、すぐに心を奪われた。山登りが趣味でアウトドア派のご主人には「暮らしのイメージが次々と湧いて。“住んでから”を実感できる家でした」と振り返ってくれた。

　暮らし始めたご夫妻の口から出るのは「楽しい」という言葉。例えば、テラス戸を開けるとリビングとデッキはフラットにつながり、リビングにいながらにして外にいるような開放感を満喫できる。奥さまは「天気が良い日はデッキでご飯を食べるんです」と笑顔で語る。

　薪ストーブが置かれた空間は吹き抜けで、家のどこにいてもふんわり暖か。ほとんどの時間を1階で過ごすものの、リビングにテレビを置いておらず、自然と家族間の会話が増えた。ご主人は「遊びながら暮らしている感覚。家にすぐ帰ってきたくなりますね」。家の暖かさは、家族の温かさにもつながっているに違いない。
（ナガノの家　2018年秋・冬号　vol.10掲載）