長野市 ／ I邸 ／ 夫、妻、長女、長男

快適性とデザイン性を両立 空気が心地よい明るい住まい

アプローチに植えた、南国テイストのシンボルツリーが目を惹くＩ邸。「家の中の空気が循環していて、空気が常に新鮮。気持ちいいですよね」と、新居の感想を教えてくれたのはご主人。それは施工を依頼した松澤工務店が取り入れている、気温の変化に応じて室内の空気を穏やかに対流させ、快適な室内環境を整えてくれる「通気断熱ＷＢ工法」の家ならではの心地よさ。壁の中を流れる空気が化学物質などを排出する効果もあり、小さなお子さんがいるＩさんご家族にぴったりだ。

全体のテイストは、あらわしの梁など、無垢材を使ったナチュラルな雰囲気。そこに自分たちの好みを盛り込みたいと、部屋ごとに印象の違うアクセントクロスを用いたり、造作を施してもらった。例えばヴィンテージ感漂うダイニングテーブルに合わせ、キッチンの手元を隠すカウンターと袖壁はグレーに。背面の壁にはサブウェイタイル風のクロスを貼り、モダンな雰囲気をプラスしている。リビング南側にはご主人がひと目ぼれしたトリプルサッシの大開口の片引き窓を設置。その先には大きなウッドデッキを備え「子ども達がもう少し大きくなったら、ここでバーベキューとか楽しみたいですね」と笑顔に。新しい家族を迎えて始まったばかりの４人暮らしに、この住まいが楽しい彩りを添えてくれるはずだ。（ナガノの家　Vol.15　2021年 春･夏号掲載）