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信濃町 / S邸 / 夫、妻
結婚を機に新築を考え始めたSさんご夫妻。「結婚したら信濃町に住むと決めていて、それに合わせて職や家を決めたような形です。土地は町内あちこち見て歩きましたが、最終的に妻の実家近くのこの場所に落ち着きました」とご主人。一番の懸念は、やはり積雪量。「雪が効率よく落ちるよう、急傾斜で片流れの屋根は必須。除雪のことも考えて家の形や配置を決めました」。構造も耐震性が高く高気密高断熱な2×4を採用。スタイリッシュでモダンな外観は、凹凸を少なくして雪の影響を受けにくくするなど、細部まで雪国仕様に考えられている。
居住空間のイメージは“ 暖かな山の家”。トレスホームズが得意とする自然素材の質感と、ご主人の希望だった和モダンテイスト、そして欠かせない断熱性と気密性。全てをバランスよく混ぜ合わせ、間取りを組み立てていった。「パズルのように何回も並べ直して、3カ月くらい悩んで納得いく間取りが完成しました」、と奥さま。建築中はこまめに足を運び、出来上がっていく様子を見守っていた。現地で大工さんと相談し、オーダーした備え付け家具もこだわりのポイントだ。
「出来上がった時は“やっとここまできた”というのが正直な感想でした」と、笑うご夫妻。「壁を減らして窓を限界まで大きくしたので希望通りの開放感が得られました。冬でも半袖半ズボンで過ごせる暖かさに大満足です」。おふたりお気に入りの定位置は、新築祝いにご主人のお母さまから贈られたという大きなソファ。新しい暮らしの幕開けにぴったりの明るいマイホームが完成した。(ナガノの家 Vol.13 2020年春・夏号掲載掲載掲載)