長野市 ／ H邸 ／ 夫、妻、長女、長男

冬はほっこり、夏は爽やか。優れた断熱性で、1年中快適。

　パッと目を引くクリームイエローの外壁、飴色に塗られたレッドシダーの羽目板、外国映画に出てきそうな木製のドア、そして広々としたウッドデッキ。さながら高原の別荘を思わせるようなＨ邸だが、何よりも重視したのは見た目ではなく住宅性能というから驚く。
　「以前住んでいたアパートでは結露によるカビが悩みの種で、気管支の弱い子どものためにも、結露の心配がないトリプルガラスの家を建てたかった」と奥さま。足を運んだ見学会は10社ほど。「家の素材、性能、価格について一番客観的に説明してくれたのがここでした。トリプルガラスの使い勝手が他社のものより良かったのも決め手でしたね」。良心的な価格設定も後押しし、最終的にトレスホームズを選択した。
　Ｈ邸の一番の特徴は、同社が施工した家の中でもトップクラスという高い断熱性。一般的な住宅の３倍近い断熱材を用い、調温、蓄熱効果のあるウッドファイバー（木の繊維）を採用した。年間を通じて安定した温度で過ごせる快適さが何よりの魅力だ。また、リビングを吹き抜けにしたり、間仕切り壁に小窓を作るなど、熱を効率よく対流させる細かな工夫も。「快適かつ長く暮らせる家こそが“エコ”だと思います」とご主人。優れた省エネ性能が評価され、『住宅のゼロ・エネルギー化推進事業』の認定も受けている。
　さらに建材の塗装は自分たちで行うなど、セルフビルドも楽しんできたHさん。「これからも家族みんなで手を入れて、たったひとつの我が家を一緒に育てたいですね」と話してくれた。（ナガノの家　2014年春夏号　vol.1掲載）