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中野市 / K邸 / 夫、妻、長女
高い天井が生み出すゆとり
トップライトからの光が
キッチンを明るく照らす
自然素材を使い、あたたかなパッシブハウスを建てたいと考えていたKさんご夫妻。本誌『ナガノの家』を読み、「自分たちの希望に合う家がトレスホームズなら叶うのでは?」と考え、相談に訪れたという。素材づかいやデザイン性もさることながら、ご主人が絶対条件にしていたトリプルガラスサッシを標準装備した断熱性能や気密性の高さも決め手となり、新築をスタートした。
家の中心になっているのは、切妻屋根の形状を生かしたゆとりある三角天井のリビング。いずれ2階は使わなくなると平屋にして個室はひと部屋だけだが、「子ども部屋が必要な年齢になったら畳スペースを寝室にしよう」と将来を見据え、ムダの無い間取りを考えた。
天井は濃淡が美しいレッドシダーでフローリングは無垢、壁は消臭・調湿性能に優れた漆喰塗りとパインの腰板を組み合わせるなど、自然素材をふんだんに使った室内はどこも心地よさ満点。脱衣室や洗濯室に使ったスギ材は信濃町役場が運営する「フォレスタイルしなの」のシステムで調達し、地元の木の息づかいも感じられる。
北側にあたるキッチンには、同社の提案で天窓を付けて明るさを確保。奥さまが選んだシックなグレーのIKEAキッチンが、モダンな雰囲気を加えている。「希望が叶うようさまざまな提案をしていただきました。工事中でも対応が柔軟で、大満足の住まいになりました」と笑顔のご主人に、「使い勝手のいい動線で暮らしやすいです」と続ける奥さま。充実した日々の暮らしが垣間見えた。
(ナガノの家 Vol.16 2021年 秋・冬号掲載掲載)