長野市 ／ 新井邸 ／ 夫、妻、長男

ツートンのシンプルな空間に機能と楽しさをデザイン

　モデルハウスなどを見て回り、「いよいよ新居計画を始めよう」と気持ちも高まってきた時、本誌「ナガノの家」を見ていいなと思ったトレスホームズへ出かけた新井さんご夫妻。「建てたい家のイメージをすぐに理解してくれ、『じゃあこんなのどう？』と、いろんなアイデアを提案してくれたんです」とご主人。「ここならやりたいことや思いをカタチにしてもらえる」と確信したという。
　階段を備えたＬＤＫは、ロフト部分までつながる吹き抜けで開放感たっぷり。勾配天井には下地用の野地板を張り、白いペンキをセルフビルドで塗ってラフに仕上げた。キッチン天井は色の濃淡が美しいレッドシダー張り。白と木目をベースにしつつ、素材や色のコントラストを楽しめる大らかな雰囲気が魅力だ。
　奥さまの希望は家事のしやすい家。「掃除がしやすいよう、ムダな扉はいらない」など、奥さま目線のアイデアが随所に。そこにキッチンの背面収納やゴミ箱、タオルホルダーや２方向から開く玄関収納など、職人の創意工夫を凝らした造作家具が加わり、デザインと家事効率アップを両立した。もうひとつの希望は豊富な収納。玄関収納庫や食品庫など、使う場所に合わせて十分な広さを確保したほか、小屋裏には3部屋つながる大型ロフトも備えている。
　物を選んだり、探したりするのが大好きという新井さんご夫妻。「造作家具が多かったおかげで、キッチンや棚など何から何まで選ばせてもらって大満足」と奥さま。これから到着する家具もあり、お気に入りに囲まれる日を心待ちにしている。
（ナガノの家　2017年春・夏号　vol.7掲載）