長野市 ／ M邸

アウトドア好きが思い描いたリビングを囲むデッキのある家

3歳から8歳まで、元気いっぱいのお子さん３人を育てるご夫妻。アパートが手狭になり、本格的に家づくりを考えはじめたのは3年ほど前だった。Mさんが小出工務店の小出社長に伝えたのは、キャンプやBBQを楽しみたいこと、無垢の木を使いたいこと、外壁はガルバリウムという3点のみ。「あとはほぼおまかせでした」とMさんはふり返る。
そうしてできあがったM邸の特徴は、ウッドデッキを囲む開放的なLDK。キッチンは「絶対これ！」と奥さまが決めていたアイランド型のオールステンレス。家全体が見渡せる位置にあり、シンプルなデザインが木の温もりあふれる空間にモダンな雰囲気を添えている。キッチン背面には家事動線と収納がまとまっており、家事室、キッチン、物干しスペースが一直線につながっている。家事室と脱衣室が収納棚を挟んで配置されているので、洗濯物の管理が一カ所で完結できるところがポイント。さらに思わず真似したくなるアイデアが、玄関から南面ウッドデッキへの動線上に設置したグレーチング。「靴の砂が網目から落ち、玄関が汚れず助かります」と奥さま。無機質でクールな見た目もお気に入りだ。
ご主人は「下の子が小さいので、庭キャンプが気軽にできてありがたい」と言い、奥さまは「夏になったらデッキでプールも最高なんですよ」と嬉しそう。お子さんの友人にも大人気というM邸は、大人にも子どもにも居心地良く、自由な暮らしが思い描ける空間だ。（ナガノの家 Vol.18 2022年 秋冬号掲載掲載）