箕輪町 ／ K邸 ／ 夫、妻

通り土間のある築150年の古民家から機能性に優れた明るく心地よい家へ

１階は江戸末期から約１５０年、大正12年頃に増築された２階も約１００年の年月が経つ。かつては味噌造りなどに重宝した通り土間も、段差が居住スペースを隔て、狭めてしまうと、悩みの種になっていた。そんな旧宅を「古さと新しさを融合させ、明るく居心地のいい住まい」へ甦らせようと、リフォームへと踏み切ったご夫妻。パートナーには、「旧家・古民家リフォームの経験の豊富さと、担当の丸山さんの人柄が良かった」ことから、住友林業ホームテックを選んだ。
　「趣きだけでなく、機能面も大切」との丸山さんの言葉通り、耐力壁と同社オリジナルのダンパーなどにより耐震性が向上、断熱性や気密性も上がり、高い機能性を実現した。また、２階ホールの窓から１階の中庭側の開口へと光が抜け、明るく開放的なLDK、収納量の充実したキッチン、帰省したご家族が寛げる秘密基地のような小屋裏、屋内のトイレなど、暮らしを豊かにする工夫もふんだんに盛り込まれている。梁や柱、建具など、既存の材を活かした趣きと、未来を見据え、安心して暮らせる機能性を兼ね備えた住まい。正に古さと新しさを融合した家へと生まれ変わった（ナガノの家リフォームリノベーションVol.8掲載）