長野市
小林建築
小林建築 (長野市)
長野市 / 内山邸 / 夫、妻、長男、長女、次男
空き家になっていた本宅の離れを改築しようと、数年前から考えていた内山さん。冬の寒さ解消を一番に考え、小林建築が手掛けるWB工法でのリフォームを決めた。
主な居住空間となる2階は以前の間取りを元に考えていたが、「LDKはオープンな方がいい」と間仕切りのないワンルームに変更。柱のない大空間ができたり間取りを自由に変えられるのは、鉄骨造のリノベーションならではのメリットだ。リビングの壁は無垢のスギ板貼りと黒のクロスでホテルライクな空間に。ダイニング天井に濃い目のグリーンを配してナチュラルさを加え、リビングとつながりつつも空間を切り替えた。キッチンで異彩を放つスタイリッシュなブラックステンレスの業務用冷蔵庫は、ご主人の依頼を受け小林建築がセレクト。調理台も冷蔵庫が映えるようにオープンタイプとし、背面にはアイアンの飾り棚を造作した。
3階にはそれぞれの個室もあるが、「いつもみんなリビングに集まってきます。以前は旅行に行きたがっていた子どもたちも、今は『家が一番いい』って」とほほ笑む奥さま。新居の心地よさは、何よりも子どもたちが感じ取っているようだ。
(ナガノの家リフォームリノベーション Vol.5 2021-2022掲載)