長野市／宮下邸

開放的なくつろぎ空間介護と住みやすさを両立した家

　リビングの大開口の窓からテラスを抜けると自家菜園が広がる宮下邸。「畑仕事を終えてテラスでの一杯が楽しみ」と、ご夫妻お気に入りの景色だ。四季を感じられ、家族の暮らしを支える開放的な住まいが完成した。
　ご主人の定年退職を機に、家の建て替えを決めたという宮下ご夫妻。90歳を超えるお母さまとの同居のため、「介護を中心とした設計と自然との調和を希望しました」と奥さま。平屋のように1階に主要な部屋を集結させ、バリアフリーを徹底した。
　以前の住宅は「室内でも冬は寒さが辛くて…」とご主人。ＷＢ工法の効果を「冬も素足で過ごせるし、夏は外の暑さを感じない」と語る。建具は既製品を使わず、細かな要望にも応えた造りとなり「居心地が本当にいいです」と満足げに口をそろえた（ナガノの家　2020年春・夏号　vol.15掲載）