諏訪市 ／ K邸 ／ 夫婦2人

空間活用で、モノが増えてもゆとり。ふたりから始まるスマートライフ。

　ご主人が子どもの頃に見たテレビＣＭ。「蔵」のある家を知って、漠然と「こんな家に住みたい」と思っていたという。結婚し、奥さまと叶えた夢のわが家。おふたり揃って大好きなのは、庭木に囲まれたテラス周りと、白とブラウンを配したシンプルモダンの美しい外観だと話す。ご主人の趣味はクルマ。「といっても足回りまではいじらなくて、もっぱら内装のカスタマイズですね」と話すご主人のお気に入りは１階蔵。そこには車関係の工具やパーツが整理されて置いてある。休日にはこの蔵にこもって、ひとり作業に没頭することもあるのだとか。「そんなのしょっちゅうですよ」とちょっとふくれてみせた奥さまはというと、好きなキャラクター小物を飾ったりインテリアの模様替えが楽しい、と笑った。それでもやはり一番好きなのは、「開放感のあるリビングでゆったりと寛ぐふたりの時間ですね」と話す。
　エネルギーを賢く使う次世代住宅「スマートハウス」仕様のＫ邸。奥さまいわく「この夏はよく働いてくれました」とのこと。売電量が目に見えるので楽しさも倍増した。家全体が自然を活かす設計なので、1階、2階の開口部を開ければ風通しは抜群によく、夏でもエアコンは最小限しか使わずに済んだという。
　勾配天井が楽しげな子ども室は、将来を見越した場所。家族と一緒に荷物が増えても、
2階の小屋裏収納にはまだまだたっぷり余裕がある。生まれたての家族とともに、この家もこれから育っていくはずだ。（ナガノの家　2014年春夏号　vol.1掲載）