塩尻市 ／ 塩原邸 ／ 夫、妻、長男、次男、モルモット1匹

スキップフロアがつなぐ4層2階建て収納たっぷり“蔵”がある住まい

「子どもたちは、“4階建てみたいだね”って言うんです」と奥さまが笑って話す塩原邸。それもそのはず、外から見ると2階建てだが、室内に入ってみると中2階と1階床収納、さらに小屋裏収納を含めた4層から成る伸びやかな空間が広がり、2階建てとは思えないほど。0.5階ずつ階段を上がるスキップフロア構造で、縦方向の広がりを生かして1階のＬＤＫは天井を高くし、明るく開放的なスペースに仕上がっている。
　ミサワホームが提案するこの「ＫＵＲＡのある家」は、収納量たっぷりで人気のプラン。幼い子どもがいる塩原邸でも、リビングに散らかりがちなおもちゃやアルバムなどをさっとしまえて便利なのだそう。広い空間だからこそ、どこにいても家族の気配を感じられるようにと設けたのが、住まいの中央で4層をつなぐ吹き抜けだ。たとえば2階の個室からは吹き抜け越しにＬＤＫを見下ろせるので、キッチンから「ご飯ができたよ」と声をかければ「はーい」と元気な返事が。中2階の和室には吹き抜けに面した引き戸があり、普段は開け放してオープンに、来客が泊まる時は閉めて…など、場面に応じて使い分けられる。
　家族が過ごすＬＤＫは、キッチンを中心にしたL字型でリビングとダイニングを緩やかに分け、奥行きやメリハリを感じられるレイアウト。玄関から直接視線が届かないダイニングは、家族がゆったり寛げる。「春はタイル敷きのテラスでバーベキューをしたい」と話すご夫妻。庭の草花と一緒に、家族の笑顔も咲き続けるだろう。（ナガノの家　2016年春夏号　vol.5掲載）