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松本市 / K様邸 / 夫、妻、長女
木の温もりを感じられる住まいを希望して、東建築設計に依頼したKさんご夫妻。ライフスタイルに合わせてふんだんに取り入れた造作が特徴の住まいを前に、「丁寧にヒアリングしてもらえて、理想が形になった」と満足そう。一級建築士である同社代表は、大工としての顔も持つ。施主の思いがそのまま反映されるうえ、建築過程で出てきた要望や変更にも、柔軟に対応できるのだという。
オリジナルの造作は住まいの素材や色味と合わせられるため、デザインに統一感を持たせられるのもメリットだ。例えばダイニングテーブルは、キッチンカウンターや床と同じ素材でオーダー。キッチン背面収納は、奥さま好みのデザインかつ、生活動線に合わせた配置になっている。隣の神棚も、収納と高さを合わせたことで部屋に馴染みつつ、厳かな一角に。LDK隣の小上がり和室の引き戸は、どちらの部屋にも合う和洋折衷の縦格子デザインで、希望をそのままデザインしている。また、ご主人のお父さまが瓦屋であることから、「瓦を外観の主役にしたい」という願いには、インパクトのある南欧風カラーとメリハリあるデザインというプランで応えた。
家づくりは大勢の演奏者が様々な音色で奏でるオーケストラのようなもの。今後も、“匠と奏でるハーモニー”がずっと続いていくことだろう。(ナガノの家 Vol.16 2021年 秋・冬号掲載)