ミツヤジーホーム株式会社 (長野市)

☎026-263-0263

長野市 / M邸 / 夫、妻、長女、長男

大人の地下室、屋根裏風の空間。憧れを詰め込んだ三角屋根の家

 高台に建つM邸の目印は、青空が似合うブルーの外壁と三角屋根。広いバルコニーからは市街地が一望でき、窓を開けるとLDKと一体となって心地よく風が抜ける。

 住宅街ながら視線が気にならないこのバルコニーは、実は2階ではなく1階。M邸は階段状の敷地の一部を切り欠いて造成し、道路の高さに地下1階、上部に1・2階を設けた3層から成る住まいだ。計画の発端は「地下室のある家に住みたい」というご主人の夢。地下室の実績豊富なミツヤジーホームに相談したところ、「土地を部分的に掘れば地下室と駐車スペースができます」と快諾。これは一部特許の地下室の技術があるからこそ実現できる構造で、地下を活用することで73坪の敷地におおらかな空間を作り出した。

 玄関から続く地下ホールはコンクリート打ち放しで、外観の印象とは一変した無骨な空間。男の隠れ家をイメージし、ダメージ加工のフローリングやレンガ風クロスを合わせたご主人こだわりのスペースだ。同じ階には、地下の静かさを生かして寝室を配置。奥さまは「幼い頃読んだ『ピーターラビット』の動物たちの“地中の寝ぐら”が居心地良さそうで、地下の寝室が憧れでした」と笑う。

 シックな地下から階段を上がると一気に視界が開け、木の温もりとタウンビューが気持ちのいい爽やかなLDKへ。さらにリビング階段から2階に進むと、屋根裏のような勾配天井にミントグリーンの壁、秘密基地のようなロフトと、子ども達の大好きなスペースが現れる。階段を上るごとに雰囲気が変わる住まいには、家族それぞれの「好き」が込められている。
(ナガノの家 2017年秋・冬号 vol.8掲載)

計画当初からイメージしていた三角屋根にブルーの外壁が印象的なM邸。敷地は道路から一段高く擁壁で囲まれていたが、部分的に土を掘って地下室を作り、道路と同じ高さに玄関を設けた。ガレージ部の屋根を活用した広いバルコニーもお気に入り

詳細データ

  • 竣工年月/ 2016年 12月
  • 所在地/長野市
  • エリア/長野
  • 階数/2階と地下
  • 工法/木造枠組(2x4、2x6など)工法
  • 延床面積/ 111.40㎡ ( 33.69坪 )
  • 1F/ 44.71㎡ ( 13.52坪 )
  • 2F/ 36.88㎡ ( 11.15坪 )

平面図

特徴

  • 地下室あり
  • 3階以上
  • デザイナーズハウス
  • ガレージあり
  • ウッドデッキテラスあり
  • 地震に強い
  • 狭小・変形敷地
  • 長期優良住宅
  • 暖房にこだわり
  • 省エネ・エコ
  • 高気密・高断熱
  • 子育て世代の家
  • キッチンにこだわり
  • 吹き抜けあり

長野県の住宅工務店