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長野市 / S邸 / 夫、妻、長男、長女
「見晴らしのいい家で暮らしたい」という奥さまと、「憧れの地下室がほしい」と願うご主人。ふたりの想いを叶えたのが、静かで見晴らしのいい高台の傾斜地だ。平地に比べて施工が難しく難色を示す施工会社も多いなか、「理想的な敷地。いい家ができますよ」と太鼓判を押したのが地下室の実績豊富なミツヤジーホームの安江専務だったという。
前面道路より一段高かった敷地の一部を道路とフラットに造成し、地下室と地上2階の3層から成る住まいを設計。ご主人念願の地下空間には、将来シアタールーム予定の部屋に、自転車いじりができる広い土間、趣味を楽しむスペースを配置。玄関も地下にしたことで、見晴らしのいい1階に贅沢な広さのLDKが誕生した。個室がある開放的な間取りもご夫妻の希望。「子どもが遊ぶ声も聞こえるし、こちらのキッチンの様子もさりげなく伝わっているようです」と奥さま。縦方向の視線の抜けが、空間をより広く感じさせる。
キッチンとバスルームの間には、奥さまのアイデアでパントリー兼ウォークインクローゼットを配置。入浴後の着替えや収納、室内干しもできる多目的なスペースなので、行き止まりなく回遊できる動線により家事もスムーズ。抜群の収納力で、LDKをきれいに保つのに大活躍しているという。
この住まいでも一番の絶景ポイントが2階ホール。ハンモックを吊るし、「眠る前に電気を消して、星空を眺めるひとときが幸せ」とご主人。高台の眺めと共に、穏やかな時間が紡がれていく。(ナガノの家 2018年春・夏号 vol.9掲載掲載)