長野市 ／ M邸 ／ 夫婦2人+祖母+犬

本物を極めた上質空間に、暮らしを快適にするアイデアが光る。

　それまで住んでいた家を娘夫婦に譲り、隣地に新居を建てることになったMさんご夫妻。業者探しをしていた昨年5月、ミツヤジーホームのモデルハウスを訪れた。その日は汗ばむ陽気だったが、「地下室に入った瞬間のカラッとした涼しさがたまらなくて」と一気に心掴まれた。さらに同社が提唱するゼロエネルギー住宅にも深く共感。M邸は１００坪と広いうえ、全館空調＋床暖房で「さぞかし光熱費が…」と思うところ。しかし気密性の高さに加え、外張り断熱やトリプルサッシによる断熱性能が驚くほど高いので、実際は太陽光エネルギーを使ってお釣りが来るほどだという。「少しのエネルギーで家を暖めそれを逃がさない。省エネで快適なんです」とご主人が誇らしげに話す。
　家に人を招くことも多いため、リビングダイニングはできる限り広めに。普段家族３人で食事をとるときは、キッチンを挟んで反対側のファミリールームを利用する。こちらはキッチン直結の便利で寛げるスペース。心を満たす贅沢な大空間と快適な日常空間が、バランス良く調和している。
　さらにご夫妻が「大満足！」と口を揃えるのは、設計・デザインを担当したスタッフの人柄。「私たちの要望を聞いてさらにいい意見を出してくれる。こだわりをカタチにしてくれたと実感しています」とご主人。奥さまは担当者を「おにいちゃん」と呼び、「完成したらおにいちゃんが来なくて淋しいくらいよ」と笑う。作り手との信頼関係もまた、この家の満足度を高めた大きなポイントに違いない。（ナガノの家　2014年春夏号　vol.1掲載）