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坂城町 / M邸 / 夫、妻、長女、次女
夫婦の夢をどちらも叶える、地下室のある温もりの家
「最初にギターを弾いたのは10歳の頃だったかな」。小学生の時手にしたギターを筆頭に、ベース、ドラム、キーボードとマルチに楽器をこなす音楽好きのご主人。新居で一番の夢だったのは、音漏れを気にせず大好きな音楽に浸れる部屋をつくること。念願叶ってできた地下の防音ルームは、愛用してきた宝物の音楽機材が整然と並び、時にはバンド仲間が遊びに来る男の城だ。
もうひとつの地下室の醍醐味は、120インチの大型スクリーンでの映画鑑賞。「子どもたちは今は地下がちょっと怖いみたいであまり来たがらないので、子どもが寝静まってから夫婦で観ることが多いですね」と奥さま。夫婦水入らずで、劇場の臨場感さながらに映画を楽しめるなんてうらやましい限りだ。
ゆるやかな丘陵地の高台に建つM邸は、ご主人の実家のブドウ畑を一部宅地化して建設。周囲には休耕畑が庭のように広がり、果樹園だけに日当たりは良好。見晴らしもよく眼下に千曲川の流れを望む、恵まれた住環境だ。
「考え始めたのは上の子の産休中で、下の子の育休中に施工会社を決めました」と、じっくり時間をかけてパートナーを吟味してきたご夫妻。大手から地元工務店までかなりのビルダーを見て回ったが、「音楽を楽しむ部屋が欲しい」というご主人の希望と、「何よりあたたかい家を」という奥さまの希望の両方を実現できるのがミツヤジーホームだったという。「今振り返っても、満足度は100%」と話す家づくり期間中、特に印象的だったのは同社の構造見学に何回も足を運ばせてもらったこと。「気密性を高めるためにスイッチ類の裏側にカバーがしてあったり、基礎と土台の間の防虫加工であったり、断熱材の施工だったり…。家の裏側や細部まで丁寧に施工しているのを目の当たりにし、信頼度がいっそう高まりました」とご主人。住み始めてもうすぐ2年、期待通りのあたたかさに包まれて、丘の上の家には家族の笑い声が響いていた。(ナガノの家PREMIUM 2023掲載)