長野市
株式会社豊木工舎
株式会社豊木工舎 (長野市)
長野市 / Y邸 / 夫、妻、長女、次女、長男
自然素材の温もりと愛らしいデザイン
ご夫妻らしいニュアンスを体現しながら
暮らしやすさと性能に徹底的にこだわって
つくり手と住まい手が
二人三脚で叶えた住まいとは
~「つくるなら、本気で頼りになる人と」二人三脚で叶える家づくり~
「いずれはマイホームを」と、少しずつ家づくりの勉強を重ねていたYさんご夫妻。いざ新築の計画が動き出すと、迷うことなくかねてから信頼を寄せていた豊木工舎に相談したという。「仕事柄、いろいろな建物を見たり建築のプロと話す機会が多いのですが、木内社長は仕事がきっちりしていて丁寧。そして何より、とにかく懐が深いんです」とご主人。「自分が少々生意気なことを言っても耳を傾け、きちんと受け止めてくれる。昔ながらの刻みや加工を当たり前に行える、大工としての力量にも惹かれます」と話す。
家づくりに向け長年準備を重ねてきたご夫妻だけに、プランや仕上げについてのこだわりは人一倍。木内社長はそれらを一旦受け止めつつ、一つひとつ整理しながらより良い方へと導いてくれたという。「現場が始まってからも、『こういうの、好きでしょ?』と提案してくれることもしばしば。思いや好みを理解し、より私たちらしい家になるように…と常に考えてくれていることが本当に嬉しかった」と奥さまも振り返る。
家が出来上がるまで続いた濃密なやりとりは、いつしか“施主と工務店”という関係を超え、何でも気軽に言える友人のような関係を築いてくれたとか。「家が完成してからが本当のお付き合い」と考える同社の想いのとおり、住まい手とつくり手が二人三脚で完成させた住まいは、心が通い合った“友人”の絆の証なのかもしれない。
~我が家らしくて快適な唯一無二を目指して~
家づくりにあたってまずご夫妻がこだわったのは、冬の暖かさ。当初から全館空調の採用を決めていたこともあり、目指す基本性能はZEHとした。開口部にはトリプルガラスの樹脂サッシを採用。空調を賄うのは冷暖両用エアコン1台で、床下や2階天井裏にダクトを巡らせ、全館空調を実現している。「実際、2月の真冬日でも20℃設定のエアコン1台で家中どこも適温。帰宅して玄関を開けた瞬間から、暖かさを実感できます」と奥さまも目を丸くする。
さらに屋根には5kWの太陽光発電パネルを搭載。晴天時には冷暖房費が自給できるうえ、電気ガス両用のハイブリッド給湯器も大活躍だという。「冬暖かく」を叶えるための性能・設備の強化は、想像以上の快適さをもたらした。
ハード面に万全を期した一方、自然素材をふんだんに使ったやさしげで愛らしいデザインなど、ソフト面の充実もY邸の大きな特徴。手仕事の温もりを感じる造作や質感豊かな仕上げは、柔和なYさんご夫妻の笑顔を彷彿とさせる。こだわりと我が家らしさを大事にした住まいは、便利さと居心地の良さを叶える唯一無二の住まいとなった。
【Plan Point】
家事動線や使い勝手はもちろん、家相にも配慮してプランニング。鬼門・裏鬼門などに意識を配りながら、キッチン・納戸兼家事室・洗面脱衣室とのつながりや、回遊性を叶えた。リビング階段やこもって過ごせる“リラクピット”など、家族がLDKに集まりやすい仕掛けもいろいろ。2階には家づくりのきっかけとなった子ども室を3つ備えた。柔らかく愛らしいニュアンスを好むご夫妻に合わせ、室内は自然素材を多用したナチュラルな仕上がり。(ナガノの家 PREMIUM 2022掲載)