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飯山市 / O邸 / 夫、妻、長男
アパート住まいの時から祭りやイベントに参加してきた、愛着のあるこの地に土地を購入したOさん。大手メーカーのモデルハウス見学などもしたが、「周りに村上建設で家を建てた友人が多く、『地元の会社だからこそ、この土地に合った家を親身になって建ててくれる』というアドバイスを受け決めました」とご主人。まず希望したのはビルトインガレージで、「雪の多い地域なので、これは絶対だった」という。奥行きは7mとたっぷりで、車庫だけでなくスキー道具の手入れやボルタリングを楽しむ趣味の空間としてデザイン。ガレージと玄関は納戸を介してつながれており、アウトドアグッズがたっぷり収まる。
リビングと和室がつながる1階の間取りは、「どこにいても暖かなゆったり空間にしたい」とご夫妻で決めたもの。インテリアは古民家のような和の佇まいをイメージし、アンティーク調に仕上げた柱や梁に、レトロ感漂うお気に入りの建具をコーディネートした。足裏を心地よく受け止めてくれるリビングの床は、無垢のボルドーパイン。一角にはペレットストーブが置かれているが、「吹き抜けを通じて暖気が2階まで巡り、1台で家全体が温かに。手入れも簡単で重宝しました」と満足げだ。
設計を始めた当初はふたり暮らしだったが、家ができあがる頃には長男が生まれてにぎやかな3人暮らしに。「子どもが大きくなったら、一緒に登山に行くのが今から楽しみ。あ、でもまずはボルタリングのウォールづくりからかな」とのご主人の言葉に、奥さんと直くんの笑顔が弾けた。(ナガノの家 2015年秋冬号 vol.4掲載)