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飯山市 / U邸 / 夫、妻、長男、次男
次男の誕生を機に、住んでいた古い平屋の建て替えを決めたUさんご夫妻。「つくるなら山小屋風の木の家と決めていました」と言う通り、あらわしの梁やパインの床・腰壁などふんだんに無垢の木が使われ、温もりに包まれている。薪ストーブに火が入るといっそう風情が増し、まさに山小屋そのものだ。
「理想を思い描いて情報を集める中、目に留まったのが村上建設さんでした」。そういって見せてくれたのは、数年前の『ナガノの家』。誌面で見た住まいに惹かれ、同社を訪ねたという。「他社も検討しましたが、やはり地元の気候や風土を熟知していることはすごく大事」とご主人。多雪地のこの辺りでは冬になると2mもの雪が積もり、1階の高さまで雪に覆われるという。屋根の雪をどこにどう落とすか、落雪スペースはどのぐらいあると安心か、雪に覆われる季節に屋内へ光を届けるにはどうしたら良いか…など、数々の細やかな配慮やアドバイスは、冬の暮らしを安心・快適にするために欠かせないものだった。「村上建設さんでなければこうはいかなかったはず」との言葉に、信頼の高さが垣間見えた。
クロスカントリーの現役選手兼コーチであるご主人は、冬場は玄関脇に備えたスキーのメンテナンスルームで整備に余念がない。夏は北隣に暮らすご両親と“おうちキャンプ”を楽しむことも。忙しい日々の中で北信濃の豊かな自然を思い切り楽しむ姿が印象的なUさんご一家。ご夫妻が最初に願った“山小屋風”は、ご家族のライフスタイルそのものにつながっている。
(ナガノの家 Vol.18 2022年 秋・冬号掲載掲載)